※用言を合成語の要素とする場合は、先に以下の処理を行う。
(A) 用言を合成語の最後の要素とする場合
何も操作をしない。
(B) 用言を合成語の最後以外の要素とする場合
語末のluを取り除く。ただし、語幹とluとの間にあるアクセントは消去しない。
(1) 非合成語
(A) 単音節語
どこにもアクセントを置かない。
(B) 多音節語
① 第一音節と第二音節の間に上がり目または下がり目を置く。
② ①で上がり目を置いたならば、それよりも後ろの任意の一箇所(ただし、最終音節の後ろを除く)に下がり目を置いてもよい。
(C) 動詞から語末のluを取り除いて派生させる副助詞
① 語幹とluとの間にアクセントがあるならば、それを削除する。
② luを取り除く。
(2) 単音節要素のみによる合成語
(A) 要素が2つ
2つの要素の間に上がり目を置く。
(B) 要素が3つ以上
(ア) 要素の中に用言の語幹を含まない
最初の要素とその次の要素との間に上がり目を置く。
(イ) 要素の中に用言の語幹が含まれる
① 最初の要素とその次の要素との間に上がり目を置く。
② 要素として含まれる用言の語幹のうちで最も後ろにあるものと、その次の要素との間に下がり目を置く。
③ ①と②で置いた上がり目と下がり目とを除いて、他のアクセントを全て消去する。
(3) 単音節要素に始まり、多音節要素に終わる合成語
① 最初の単音節要素の直後に上がり目を置く。
② 最後の多音節要素に下がり目があるならば、同要素に含まれる上がり目を削除し、下がり目のみを残す。最後の多音節要素に上がり目しかない場合は、その上がり目を下がり目に変える。
③ ①と②で定めた上がり目と下がり目とを除いて、他のアクセントを全て削除する。
(4) 単音節要素に始まり、単音節要素に終わる合成語
(A) 多音節要素を含まない
(2)に従う。
(B) 多音節要素を含み、かつ、最も後ろにある多音節要素より後ろに用言の語幹がない
① 最も後ろにある多音節要素よりも後ろにある単音節要素を全て取り除き、 (3)を適用する。
② ①で取り除いた単音節要素を元の位置に戻す。
(C) 多音節要素を含み、かつ、最も後ろにある多音節要素より後ろに用言の語幹がある
① 最初の単音節要素の直後に上がり目を置く。
② 最も後ろにある用言の語幹と、その次の要素との間に下がり目を置く。
③ ①と②で置いた上がり目と下がり目とを除いて、他のアクセントを全て消去する。
(5) 多音節要素に始まり、多音節要素に終わる合成語
① 最初の多音節要素にあるアクセントを全て削除し、その第一音節と第二音節の間に上がり目を置く。
② 最後の多音節要素に下がり目があるならば、同要素に含まれる上がり目を削除し、下がり目のみを残す。最後の多音節要素に上がり目しかない場合は、その上がり目を下がり目に変える。
③ ①と②で定めた上がり目と下がり目とを除いて、他のアクセントを全て削除する。
(6) 多音節要素に始まり、単音節要素に終わる合成語
(A) 多音節要素が1つだけで、かつ、それよりも後ろに用言の語幹がない
アクセントは操作しない。
(B) 多音節要素が2つ以上あり、かつ、最も後ろにある多音節要素より後ろに用言の語幹がない
① 最も後ろにある多音節要素よりも後ろにある単音節要素を全て取り除き、 (5)を適用する。
② ①で取り除いた単音節要素を元の位置に戻す。
(C) 最も後ろにある多音節要素より後ろに用言の語幹がある
① 最初の多音節要素にあるアクセントを全て削除し、その第一音節と第二音節の間に上がり目を置く。
② 最も後ろにある用言の語幹と、その次の要素との間に下がり目を置く。
③ ①と②で置いた上がり目と下がり目とを除いて、他のアクセントを全て消去する。